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胃癌や胃潰瘍などのはっきりとした器質的疾患がないのに、胃痛、胃部不快感、胃もたれ、むかつき、腹部膨満感、食欲不振などの症状が続いている方はいませんか?
それは、胃の機能異常などの目に見えない原因によって引き起こされる機能性胃腸症という病気かもしれません。
日本人の4人に1人がこの病気であると言われています。機能性胃腸症は今まで、慢性胃炎や神経性胃炎などといわれてきました。胃でも腸でも症状がある場合、検査をすればその症状の元になる器質的疾患が見つかるはずだと考えておられる方が多いと思います。ところが、実際には胃腸の機能異常による機能的疾患が60%以上であるとされています。
今回、機能性消化管障害の国際的な診断基準であるRome基準が改訂されました。
RomeVによるFDの診断基準 |
6ヶ月以上前から症状があり、 最近3ヶ月間は書き基準をみたしていること |
(1) |
以下の項目が1つ以上あること a.辛いと感じる食後のもたれ感 b.早期飽満感 c.心窩部痛 d.心下部灼熱感 および |
(2) |
症状の原因となりそうな器質的疾患(上部内視鏡検査)が確認されない |
診断としては、採血、胃内視鏡検査、大腸内視鏡検査、腹部超音波検査などによって癌や潰瘍などの器質的疾患がないことを確認することが重要です。器質的疾患が否定されたら、いよいよ治療です。生活面では、十分な睡眠、規則正しい生活、ストレスをためない事を心掛けましょう。食事は1日3回規則正しく、よく噛んでとり、暴飲暴食をしない。脂肪の多い食事、香辛料、甘味和菓子、たばこ、アルコールを控える、などが大切です。
薬物療法ですが、潰瘍型であればH2受容体拮抗剤やプロトンポンプ阻害剤といわれる酸分泌抑制剤を使用します。胃もたれが強いときは消化管運動改善薬を用います。また、非特異型は精神的な要因が強い場合は軽い抗うつ薬や抗不安薬を使います。 |
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