腹痛は実に奥深い症状です。腹痛といっても、胃腸の病気とは限りません。当院では腹痛で来院した患者さんは内視鏡検査を行う前に出来るだけ腹部超音波検査を行います。肝臓、胆のう、胆管、膵臓、腎臓、脾臓、尿管、膀胱、前立腺、泌尿器科疾患、婦人科疾患、腹水を観察します。
また、当院では高精細、高画質のフルデジタル超音波診断装置フクダ電子 UF-760AGを使用し、見逃しのない診断に心がけております。
腹部超音波検査~腹痛診断の重要性~
患者さんは腹痛を主訴に消化器内科を受診します。当院にも毎日多くの腹痛、おなかの症状の患者さんが受診しております。まず、一番注意が必要で間違いが許されないのは急性腹症です。急性腹症は極めて急を要する疾患が多く、診断、治療をいかに早く進めるかが重要になります。緊急性があるのは、虫垂炎、腹膜炎、急性胆のう炎、急性胆管炎、急性膵炎、イレウス、腸捻転、腸管破裂、卵巣破裂、子宮外妊娠、卵管破裂、腹腔内出血、枚挙にいとまがありません。まず、当院は問診、触診、腹部エコー、採血等を施行し、腹部CTが必要な場合は近隣の検査センターに紹介となります。ところで、腹痛と言っても実に多くの疾患があります。おなかとは消化器内科だけではカバー出来ない奥深い分野なのです。よく胃痛を主訴に国分寺駅から徒歩圏内の当院のような消化器内科クリニックをネットで探して患者さんが受診します。胃痛って本当に胃が痛いのか、大腸、膵臓、胆のう、婦人科疾患、便秘、下痢、イレウス、ヘルニア、逆流性食道炎など多くの疾患を鑑別する必要があります。胃痛といって、胃カメラを施行し異常がないから胃薬を処方して終わり。はたしてそれでいいのでしょうか?消化器内科クリニックでは消化管、すなわち胃と大腸のカメラ検査をすれば事が済むという簡単なことではないのです。入口が消化器内科であっても、おなかというのは奥深く、消化管以外実に多岐に渡ります。婦人科、泌尿器科、腎臓、肝臓、膵臓、胆のう、胆管すべての疾患を把握し、常に鑑別診断として頭に入れて疑いながら、診断、治療、診察を進める必要があります。腹部超音波検査は消化器内科医の聴診器替わりであり、腹痛の迅速診断にとって必要不可欠な検査だと思います。
下記の症状には腹部超音波検査を施行
- 急性肝炎・慢性肝炎・脂肪肝・肝硬変・アルコール性肝機能障害
- 胆のうポリープ・胆のう結石症・胆のう腺筋症・胆のう拡張
- 急性膵炎・慢性膵炎・膵臓癌・アルコール性膵疾患
- 総胆管拡張症・総胆管結石症・総胆管癌・閉塞性黄疸
- 下腹部痛・下腹部膨満感・下腹部圧痛・婦人科疾患の疑いの場合
- 右季肋部痛・上腹部痛・腹部膨満感・腹水・圧痛がある場合
- 血尿・側腹部痛・下腹部痛・頻尿・残尿感・排尿痛等泌尿器科疾患の場合
- 健康診断で尿潜血を指摘され、要再検査・要精密検査の場合
- 健康診断で蛋白尿を指摘され、要再検査・要精密検査の場合
下記の症状はお気軽にご相談ください
- 腹痛・胃痛・下腹部痛・腹部膨満感・腹部不快感・腹部違和感
- げっぷ・胸やけ・嘔気・嘔吐・吐き気・食欲不振・食事が美味しくない・味覚障害
- 下痢・軟便・泥状便・便秘・オナラ・鼓腸・お腹がごろごろする
- 残便感・排便困難・便中狭窄・下血・血便・痔
- 胃癌検診 (胃がん検診・胃ガン検診) にて要精密検査の場合
- 大腸癌検診 (大腸がん検診・大腸ガン検診) にて便潜血反応が陽性の場合
- 健康診断(検診・健診)、一次検診 (一次健診)、二次検診 (二次健診) をご希望の場合
- 特に症状がなくても胃内視鏡検査 (胃カメラ) を希望の場合
- 特に症状がなくても大腸内視鏡検査 (大腸カメラ) を希望の場合
胃・大腸内視鏡で診断治療可能な疾患
- 急性胃炎・慢性胃炎・胃潰瘍・十二指腸潰瘍
- 逆流性食道炎
- 過敏性腸症候群 (IBS)
- 機能性胃腸症 (FD)
- 炎症性腸疾患 (潰瘍性大腸炎&クローン病)
(当院の治療で改善がない場合は提携医療機関にご紹介いたします) - ピロリ菌検査・除菌
- 胃ポリープ症・大腸ポリープ症 (日帰り内視鏡手術)
(悪性疾患の場合は提携医療機関にご紹介いたします)
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診療案内
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- 住所
- 〒185-0012
東京都国分寺市本町
3-11-14 - TEL
- 042-301-3001
- アクセス
- 国分寺駅北口徒歩3分
- 診療時間
- 午前9:00~12:00
午後15:00~18:30 - 休診日
- 日・祝・木午後・土午後
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