アトピー性皮膚炎改善のための食事療法|人間ドック・各種健康診断・内科・消化器科・胃腸科は東京都国分寺市の多摩メディカルクリニックへ

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アトピー性皮膚炎改善のための食事療法

「グルテンフリー」
アトピー性皮膚炎の原因は小麦かもしれません。
グルテンフリーでアトピーは改善されるのか?
子供から大人まで、アトピーでお困りの方はたくさんいらっしゃいます。
アトピーや慢性湿疹に対する食事療法で一番大切な「グルテンフリー」
グルテンフリーでアトピーが改善したとSNSやブログでよく目にします。
今回は、グルテンフリーとアトピーの関係について、深掘りしていきたいと思います。
痒くて辛いアトピーですが、さまざまな原因が絡み合って発症すると考えられています。
中でも、食物・ハウスダスト・ダニなどのアレルゲンが原因で、炎症や痒みを引き起こしてしまうというのが一般的です。
通常、皮膚は紫外線やホコリから肌を守るバリア機能を備えっていますが、アトピーになるとバリア機能が低下してしまい、アレルゲンが皮膚内部に侵入してしまいます。
また、普段食べている食事が原因で起こる食物アレルギーもアトピーの大きな原因と考えられます。
つまり、アトピーはアレルギー疾患の一種だと言えます。
グルテンフリーでアトピーが改善するか?アトピーがアレルギー疾患だと考えれば、
グルテンフリーによってアトピーの症状が改善する可能性は高いと思われます。
アレルギー性鼻炎、アトピー、気管支喘息等、アレルギーがある場合は検査でわかりますので、一度受けてみるといいでしょう。
採血で行うアレルギー検査で小麦アレルギーが陽性の場合、
小麦アレルギーと診断され、当然ながら小麦を摂取すると皮膚の炎症や痒みを起こします。
また小麦摂取後、下痢、腹痛、頭痛等の症状がある場合は遅延型アレルギーかもしれません。
遅延型アレルギーの場合は症状が緩やかなので、アレルギーだと気づかないでしょう。
グルテン不耐性とは、消化吸収できないグルテンにより腸が傷つく疾患つまりリーキーガット症候群が原因です。未消化のグルテンが直接血液に混入し、全身に悪影響を起こします。こちらも遅延型アレルギーと同様に症状が激しくないため気付きにくいです。
グルテン不耐性の方が小麦を摂取すると、下痢や腹痛、皮膚炎症などの症状が現れます。

小麦を抜くとアトピーが良くなることもある
小麦アレルギーやグルテン不耐性は自分で気づかないことも多いため、脱ステロイドをしたい、根本治癒を目指したい場合は、グルテンフリー生活を1か月間試してみましょう。
症状が軽減されれば小麦がアトピーの原因だと思われますので、そのままグルテンフリー生活を継続することをお勧めします。アトピーの改善、治癒の可能性があります。